もちろんそれも、乾燥肌の対策として大切なことです。
でも、実はそれだけでは不十分なんです。
肌が乾燥する原因は、身体の中にもあるからです。
今回は、乾燥肌に必要な栄養素や食べ物と腸内環境の関係についてお伝えします。
乾燥肌に必要な栄養素は?
乾燥肌を身体の中から改善するために、まずは乾燥肌に必要な栄養素についてお話したいと思います。
乾燥肌に必要なフィトケミカル
ヒトの皮膚の1番外側には、角質細胞があります。
角質細胞は、紫外線や雑菌から身体を守るバリアとなっています。
角質細胞は煉瓦のように積み重なっていますが、それを繋ぎとめている物質がセラミド(細胞間脂質)です。
セラミドは皮膚以外にも、脳の細胞膜などに存在します。
セラミドを作る材料となるものが、フィトケミカルです。
フィトケミカルとは、ポリフェノール・カテキン・フラボノイド・カロテンといった植物の色・香り・苦みなどの元になっている物質です。
乾燥肌に必要な亜鉛
ヒトの身体の中で働く酵素は、身体の新陳代謝(成長)や免疫機能などに関わる重要な物質です。
その酵素を活性化する物質が亜鉛です。
亜鉛は、鉄の次に多い必須微量元素です。
乾燥肌や皮膚炎などについても、亜鉛不足が影響します。
乾燥肌に良い食べ物は?
続いては、乾燥肌を改善する働きのある食べ物についてご紹介したいと思います。
乾燥肌を改善させる植物性セラミドの多い食品
フィトケミカルの中でも、セラミドの材料になる植物性セラミドを多く含む食品を挙げます。
- こんにゃく(生芋こんにゃくと表示されているものがよい)
- 米(胚芽米)
- 小麦(小麦胚芽)
- 大豆
- 乳製品(牛乳)
- マイタケ
- 緑黄色野菜(ほうれん草・ニンジン・トマトなど)
乾燥肌を改善させる亜鉛の多い食品
乾燥肌を改善させる亜鉛が多く含まれている食品は以下の通りです。
- 魚介類(牡蠣・煮干し・スルメ・カニ)
- 肉類(レバー・牛肉)
- 乳製品(チーズ)
- 種子や穀類(ごま・アーモンド・小麦胚芽)
- 海藻類(のり)
- 卵
- 豆類(きなこ)
これらの食品を意識的に取り入れることで、乾燥肌知らずの身体を作り上げて行きましょう。
乾燥肌と腸内環境との関係は?
さて、乾燥肌に必要な栄養素を紹介して来ましたが、これらの栄養素を多く含む食品を食べても、身体の中に吸収されなければ意味がありません。
栄養の吸収に影響を与えるのは、腸内環境です。
腸内環境を悪化させる要因には便秘があります。
食品の栄養を吸収するのは、主に小腸です。
便を作るのは、小腸の次の消化管である大腸です。
便が溜まって大腸の動きが悪くなると、小腸の動きも悪くなりガスが溜まってしまいます。
その結果、食品の栄養を吸収しにくくなってしまいます。
ですから、乾燥肌に必要な栄養素が吸収されやすくするために、腸内環境を整えるということも大切になって来ます。
まとめ
乾燥肌の対策として、クリームやローションをつけることも大切です。
さらに、身体の中に必要な栄養を取り入れて、要らなくなったものは出すという、循環(代謝)を良くするということも大切です。
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