温泉には様々な効能があって、温泉治療いわゆる湯治として行く人も多いかと思います。
必ず、脱衣所などに「効能」が書かれていますよね。
肩こり、冷え性、リウマチ、筋肉痛などなど・・・
毎回目に付くので、ついつい確認してしまいますが、
正直、1回入ったくらいじゃあ、
たいした効果も得られないんだろうなと思ってしまいます。
昔から病気や怪我などの療養に湯治を行うことがありますが、
最低でも1週間は通い続けなくては意味がないそうです。
近所が温泉街とかならまだしも、なかなか長期的に通う、
もしくは滞在するのは難しいですよね。
私もアトピーが再発した際に、車で30分ほどの所にある、
アトピーに効くと言われている温泉に何度か入りに行ったことがありました。
茶色い塩化物泉のお風呂で、昔からあるふる〜い建物が印象的でした。
ものすごーく効きそうなニオイと色でしたが、
やはり1回入っただけじゃあ効果はありませんでしたね(^^;
根気良く、継続的に通えるならば、温泉はアトピーに効果があると思います。
もちろん、温泉がアトピーに良いと言われるには根拠があります。
温泉がアトピーに良いと言われる理由
アトピー性皮膚炎のジュクジュクした皮膚には、
黄色ブドウ球菌が繁殖しています。
これが、アトピーを更に悪化させる原因なのですが、
酸性泉の温泉には、この黄色ブドウ球菌を殺菌する効果があるんです。
また、温泉には体内環境を改善し、自己治癒力を高める効果もあります。
この辺りは、漢方でアトピーが悪化する!?でも説明した、
東洋医学の考え方に似ているように思います。
体の中から改善するというものですね。
その他にも、温泉にはアトピー改善に繋がる様々な効果があると言われています。
- 新陳代謝の促進
- 血液循環の促進
- 皮膚のバリア機能の強化
- デトックス効果
- 腸内環境を整える(飲泉)
アトピーに効く泉質は?
温泉(療養泉)の泉質は、11種類に分類されますが、
そのうち、アトピー性皮膚炎(皮膚疾患)に効果があるとされている泉質は、
以下の8種類です。
- 単純温泉
- 炭酸水素泉
- 塩化物泉
- 含鉄泉
- 硫黄泉
- 酸性泉
- 放射能泉
11種類中8種類なので、ほとんどの泉質がアトピーに効果があるということですね。
ただし、人によっては、肌に合わない泉質の温泉に入ってしまい、
逆効果で症状が悪化するというケースもあるようなので、注意が必要です。
温泉だからと言って、どんな温泉でも良いという訳ではありません。
自分の肌に合った泉質を探す必要があるんですね。
また、熱いお湯につかるのも厳禁です。
血行が良くなることで、痒みが増してしまうからです。
だいたい40℃弱くらいの、ぬるめのお湯がベストですよ。
肌に合う温泉を見付け出して、長期間通うのは難しいですが、
温泉にはリラックス効果やストレス改善効果も期待できるのでおススメですよ。
保湿をしても改善されない人必見!
せっかく保湿をしても、お肌の潤いキープ力が低下したままでは意味がありません!失ってしまったお肌のバリア機能を向上させて、 お肌本来の潤いを保持する力を強化することが先決です!
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