近年では、食習慣や生活・住居環境の変化からアトピー性皮膚炎を発症する子どもが増加傾向にあります。
特に小さい子供が痒がって、夜も眠れない姿を見ていると親としては辛くなってしまいますよね。
今回はアトピー性皮膚炎とダニの関係についてまとめました。
ダニとアトピーの関係は?
アトピー性皮膚炎の主症状といえば皮膚の湿疹や痒み、皮膚の乾燥などが挙げられます。
湿疹では赤みが出たり、盛り上がったり、湿潤のある湿疹などさまざまですが、強く掻くことで皮膚が乾燥してかさぶたになることがあります。
発症する部位として首周りや肘の内側、膝の表側と裏側などに見られ、皮膚がかたく乾燥しているのが特徴です。
アトピー性皮膚炎は、ダニやホコリ、食物などと深い関係がありますが、皮膚が乾燥すると皮膚の保護機能が低下し、ダニやホコリ、食物などアレルゲンが体内に入り込んだときに症状が出ます。
またストレスなどもアトピー性皮膚炎の原因とされていますが、はっきりとした原因については不明確なところもあるようです。
ダニとアトピーの関係については、ダニが関係していることがあり、特にコナヒョウダニはアトピー性皮膚炎と深い関係があると言われています。
ダニそのものやダニの糞、死骸など体内に侵入すると、体の免疫機構はこれらの物質に反応して異物を体内から排除しようと働きます。
免疫反応が過剰に働くと痒みや湿疹、炎症といった症状が強く出て辛い思いをすることになります。
ダニが原因のアトピー対策
ダニはアトピーの原因になると説明しましたが、ダニを除去するだけでアトピーは改善するのでしょうか。
ダニやホコリなどは症状を悪化させてしまう恐れがあるため、原因物資を除去して家を清潔に保つことが大切です。
ここでは、ダニが原因で起こるアトピーの対策について紹介します。
1.カーペットなどの除去
ダニは小さな生き物ですが、ダニの糞や死骸を吸い込んだりするとアトピーを発症してしまいます。
掃除機をかけたり、拭き掃除をするだけで効果が得られる場合があるので、こまめに掃除をしましょう。
また、カーペットやじゅうたんなどダニが繁殖しやすい物を敷かないことも大切です。
ソファーなども布製のものはダニやホコリが付着しやすいため、皮張りのものに変えると良いでしょう。
2.温度・湿度に気をつける
ダニは高温多湿を好む生き物です。
ダニは通常、湿度が60%〜80%、温度が25℃~30℃で増殖します。
室内はできるだけ温度を25℃以下、湿度を50%以下に保つとダニの繁殖を抑えることができます。
3.こまめな掃除
ダニは食べこぼした食品や髪の毛、フケなどを餌として繁殖します。
床には食べこぼしや髪の毛、フケなどが多くあるので、ダニに餌を与えないように、こまめに掃除をしてダニを増殖させないことが大切です。
4.布団を干す
布団や枕にもダニは生息します。
天気の良い日は午前中から午後にかけて天日干しすることで、ダニの繁殖を抑えることができます。
また、天日干しをするときは布団だけではなく、枕も干すようにすると効果的です。
5.ストレスをためない
アトピー性皮膚炎はアレルギー症状のひとつです。アレルギーは免疫力が低下した時に症状が悪化しやすいため、規則正しい生活や栄養バランスの良い食事で免疫力を高めておきましょう。
ダニでアトピーを悪化させないお掃除のポイント
アトピー性皮膚炎の症状を悪化させないためにも、生活環境を整えることは重要です。
ホコリやダニなどが原因となってアレルギー症状を起こしてしまうことがあるので、アトピー性皮膚炎の子どものいる家庭では、こまめに掃除をしましょう。
掃除もポイントをつかんだ掃除ならアトピー性皮膚炎の症状が改善するはずです。
早速、掃除のポイントを見ていきましょう。
1.掃除機の選択
ダニ対策のなかでも掃除機の選択は重要です。
吸引力が弱いとダニやほこりが上手く吸い込めなく、ダニが増殖して症状悪化に繋がります。
掃除機の吸引力を確認するようにしてください。
2.掃除は毎日行う
アトピーの症状を改善するためには、毎日の掃除は欠かせません。
ホコリやダニなどがフロアに散乱していると、空気中に舞って、吸い込むことによりアレルギー症状が出てきます。
症状が出ないようにするためには毎日、こまめに掃除をしましょう。
3.掃除用のアルコール製品は控える
アルコールを含むフェブリーズなどの除菌製品は、皮膚の乾燥を悪化させてしまうことがあります。
アトピー性皮膚炎の方は皮膚が敏感になっているので、少しの刺激で症状が悪くなる場合もあります。
掃除をするときはアルコールを含まない、肌に優しい洗剤などを使用するようにします。
4.カーテンにも掃除機をかける
カーテンにはダニが付着しないと思っている方もいるかもしれませんが、カーテンの裾の部分がカーペットの床などについているとダニが繁殖します。
カーテンに掃除機をかけたり、定期的に丸洗いするのも良いでしょう。
まとめ
アトピー性皮膚炎とダニの関係についてまとめました。
ダニは高温多湿で繁殖するので、室内は適度な温度や湿度に保つようにしましょう。
子どものアトピーは2歳頃に発症しやすいと言われているので、ダニを吸い込まないように、家の掃除を心がけて下さい。
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