お医者様によっては、この湿疹をアトピー性皮膚炎と診断する方も中にはいるようですが、この時期の診断は正直あてになりません。
なぜなら、赤ちゃん(乳児期)のアトピーの症状でも説明しましたが、多くの赤ちゃんに見られる乳児湿疹とアトピー性皮膚炎の症状はとてもよく似ているため、まだこの時期にアトピー性皮膚炎と断定するのは難しいのです。
そして、生後間もなくして現れる赤い湿疹は、乳児湿疹と診断され、1,2ヶ月もすれば良くなって行くことがほとんどのようです。
うちの娘の場合、生後5ヶ月頃突然ほっぺたの辺りに赤い湿疹が現れました。
私がアレルギーやアトピー体質だったので、「やっぱりか」と思いつつ皮膚科を受診したところ、乳児湿疹と診断されました。
まだ小さすぎて、アトピー性皮膚炎かどうかは判断できないとのこと。
ただ、遺伝的な要素も関係して来るので、母親がアレルギーやアトピー体質の場合、子供もアトピーを発症する可能性は否定できないとのことでした。
結局、乳児湿疹でもステロイド剤(キンダベート)が処方されたので、治療方法もアトピーとは変わらないようです。
その後、1ヶ月もしないうちにキレイになったので、あの時の症状は乳児湿疹で間違いありませんが、今でも敏感肌・乾燥肌なので、油断はできません。
乳児湿疹かアトピー性皮膚炎かを判断する基準としては医師によって様々ですが、一般的に、同じ場所に同じ症状(赤い湿疹、カサカサ、痒み)が、良くなったり、悪くなったりを2ヶ月以上繰り返している場合は、アトピー性皮膚炎である可能性が高いと言えるようです。
赤ちゃんに赤い湿疹が出て来た際には、その症状がどのくらい続いているかが一つの判断基準となります。
一方で、子供(幼児期)や、大人になってから突然アトピーの症状が出る人もいます。
生後6ヶ月以降に年齢別アトピーの症状(赤ちゃん・子供・大人)にあるような症状が現れた場合は、アトピー性皮膚炎である可能性が高いと言えます。
元々アトピー体質で一度改善したものの、思春期や大人になってから再発したり、今までアトピー性皮膚炎とは無縁だった人が、突然アトピー性皮膚炎になったりと、タイミングは様々です。
私の場合は、前者に当てはまりました。
アレルギー・アトピーの体質だったので、突然症状があらわれた際も、すぐに自分で「これはアトピーだな」とわかりました。
また、私の甥っ子は、赤ちゃんの頃は何ともなかったのですが、小学校に上がった頃からアトピー性皮膚炎を発症しました。
幼児期(3際頃)に、卵アレルギーを発症したことがあったので、元々アレルギー体質ではあったようです。
ちなみに、父親(私の弟)も、幼い頃アトピーを発症したことがあったため、遺伝的な要因も持ち合わせていました。
以上をまとめると・・・
- 生後6ヶ月未満の赤ちゃんの赤い湿疹は、乳児湿疹である可能性が高い
- 生後6ヶ月以上の子で同じ場所に同じ症状が良くなったり悪くなったりを繰り返している場合はアトピーである可能性が高い
- 子供や大人になってから突然アトピーを発症することもある
- 本人や両親がアレルギー体質の場合、症状が現れた際はアトピーである可能性が高い
ということになります。
アトピーは予防できるという研究成果が!
アトピーは予防できるってご存知ですか?
実は最近、国立成育医療研究センターから「新生児に出生直後から毎日保湿剤を塗ると、約8カ月後のアトピー性皮膚炎の発症率が3割低下した」という研究成果が発表され、話題になっています。
以前より保湿によるバリア機能の強化がアトピー性皮膚炎に効果があるとされていましたが、赤ちゃんの頃からしっかり保湿することで、アトピー性皮膚炎を予防できるというのは驚きですよね。
赤ちゃんの保湿と言えば、赤ちゃんのお肌にも無害なワセリンを使用されている方も多いと思いますが、こちらの記事でもご紹介したように、ワセリンはお肌に蓋をするだけで、ワセリンそのものにはお肌に潤いを与える効果はありません。
そこでオススメなのが、ファムズベビーという赤ちゃん向けの保湿剤です。
ファムズベビーは、お肌にたっぷりの潤いを与えて(保湿)から、水分が逃げたり外部からの刺激をブロック(保護)してくれる優れものです。
新生児の頃からしっかり保湿をしてあげて、アトピー性皮膚炎の発症率を少しでも抑えてあげたいですよね。
保湿をしても改善されない人必見!
せっかく保湿をしても、お肌の潤いキープ力が低下したままでは意味がありません!失ってしまったお肌のバリア機能を向上させて、 お肌本来の潤いを保持する力を強化することが先決です!
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